宝石になった日





2018年1月はハピアイで5日間ほど上京してたんですけど、自担のインフルエンザと丸かぶりしてしまい、1度も見れませんでした。これはほんと心残りになっちゃった。



2月も色々ありましたが、割愛します。YouTubeとかね。



3月(2月もか)はJr.祭り!横浜アリーナで各グループが単独公演をしました。Love-tuneもその内の一組。そしてグループとして、私が彼らを見たのはこの公演が最後です。(5月放送までの少クラには出ていましたね)

今までいろんなコンサートや、舞台やミュージカルを観に行きましたが、こんなに何一つ忘れたくない、忘れられないと思った公演は初めてかもしれない。
披露してくれた曲も、楽しいコントも、コンセプトも、全てが全力だって見ていてわかる公演はやっぱり気持ちが良い。「夢」をテーマにしたの、やっぱりいいなって。未だに私の好きな公演ランキング(なんだそれは)1位だよ。
合同最終日の「象」も、ウルっと来ました。すごくカッコよかったよね。




6月は顕嵐くんが出演した「空飛ぶタイヤ」の舞台挨拶に行ってきました。
キラキラしててカッコよかった〜!共演した寺脇康文さんがいじってくれたりして(とてもお茶目な方でした!)、「あぁ……可愛がられているんだなぁ」と嬉しくなったり。
映画の内容も非常に良かったです。前半はかなりヘビーで主人公(長瀬智也さん)が被害者遺族(浅利陽介さん)から詰られるシーンはかなり心にグサリと来て、そこはしんどかったかな。
さすが池井戸作品!と唸りたくなる後半の展開は「ッよっしゃァァ!!」と言ってしまいそう。門田(顕嵐くん)はかな〜り重要な役じゃないかと思います。
この頃の私の口癖は「門田きゅんに冷たいお茶を出す事務員になりたい」、です。



6月から7月は個人的に一番辛かった時です。なんかもう旅に出たくなった(笑)。


8月は何してたっけ。仕事か(笑)。

9月は、頭ではわかってても「そっか」ってさみしかった。


11月に「私も頑張らなきゃ」と思い転職することを決めました(私事すぎる)





何かを始めるのに遅いなんてことは、無いんだと思います。「始めよう!」と思い立たなければ何も始まらないし(当たり前だけど)、いつだって気付いた「今」その時が、1番新しい。
現実には年齢制限なんてものがあったりするけど、それももちろんわかるけど、だけどそういうので自分の考えを極端に狭める必要なんてないなって。
もっと自分の人生を生きていくこととか、人間活動を頑張ってみようと思いました。



あと11月に生まれて初めて山下智久さんのコンサートに行きました(是非1度、生で見てみたくて……)
今まで見てきたジャニーズアイドルのコンサート像がいい意味で崩れて、「そっか、こういう魅せ方もあるんだ。どこに居ても、どんな風にだってなれるんだ」と、公演中に思っていました。





そして11月30日にジャニーズの公式サイトにてLove-tune7名の退所が発表されました。


私は「今いる所から旅立って、新しい場所でまた頑張ればいい!」と、正直思いました。正確に言うと、そういうふうに「思えた」が正しいけど……。

それがどれだけ難しい事かは、わからないけど、わかってるつもりだし、もちろんさみしいとは思ってます。だけど、お願いだから。「馬鹿な事した」とか言わないで。好きな人の選んだ道を、どうか、信じてあげてよ。



あと前半ちらっと触れたけど、事務所に対して今はそんなに憎む気持ちとかはないです。不思議なところだなぁとは常々思うけど……(笑)。
もちろん最初は「なんじゃそらYO!」とか思ったけど、でも考えてみればこの事務所に居てくれたから、彼らの事を知れたわけで。
「CALL」も「烈火」も「This is Love song」も「Superman」も聴けなかったし、可愛い衣装もカッコイイ衣装もオリジナルを着せてくれて、恵まれた環境で経験も積み重ねることが出来て、7人が出会ってグループになってくれたことは、何よりも奇跡だったんだと思います。何よりこの事務所には他にもたくさん、素敵なアイドルが居て、頑張っているしね!

あと、大人になってからこんなにオタク友達ができると思ってなくて、陰キャラの私はしみじみ感謝しています(笑)。




やってきたことや感じたことに無駄なことなんてひとつも無かったよね。






いつもメンバーやファンのことを考えてくれて、本当にありがとう。
苦悩を見せない所があなたのアイドルとしての矜恃であるなら、私はやっぱりあなたを尊敬します。輝いてる姿をいつも見せてくれてありがとう!「みんなありがとう」と言ってくれて、本当に、ありがとう。その言葉がいつも嬉しかったです。あなたのおかげで、私は夢から一旦覚めて、自分を見ることができています。アイドルは、やっぱり人生を変える存在でした私にとって。いつか、またあなたを見に行ける日が来るなら、その時もきっと客席から応援しています。



頑固な所もポンコツな所も愛しいよ!曲げないのにどっかちょっと心配性だから「気にしいな人だな」って思う(笑)。そこのちぐはぐ具合もお茶目だよね。熱いパフォーマンスで盛り上げてくれるあなたに、いつも感謝。あなたの言葉で、いつも元気を貰えていました。本当だよ。あなたがグループやファンを大切にしてる気持ちはすごく、すごく伝わってきて、「こんなに想ってるのにどうしてうまく伝わらないんだろう」と思う気持ちもたまにありました。もどかしかった。これからは音に自分の気持ちを乗せて、頑張れ。演技も見せてね。見たいです。



あなたの踊ってる理由とか、頑張ってる理由とかを思い出すと、私は泣きたくなるくらい胸が熱くなるよ。あなたが踊ってる姿を見る度に、そんなあなただから、きっとみんなあなたの事が大好きなんだなって思います。また見たいよ。見せてね。自信を持って!私は、顕嵐担だけど、あなたの踊る姿はやっぱり見ちゃうよ。みんなもそうだと思う!それくらい、あなたは華だってあるし、輝いてる。だけど、もっともっと輝ける!頭がいっぱいいっぱいになった時は、とりあえず深呼吸してね。落ち着いて考えたら、大丈夫だよ。




‪ 自分を表現する場所や物を見つけるのが上手な人だなって思うからカッコイイ!コンサートでファンが応えたり、パフォーマンスで応えたり、知らない人たち同士がひとつになる不思議な関係性とかが、私はなんかワクワクして、ドキドキしてきて、好きだよ。例えばあなたもそんな風に思っていてくれたなら、嬉しいな。ファンと表現者の一体になる瞬間を、好きでいてくれるあなたはやっぱり「表現者」なのだと、思います。





優しい人って、その分傷付いたりしてそうで、なんか心配になる。いつも優しく笑ってて、大好き。前に出てくる時はしっかり出てくるちゃっかりな所も、好きだわ(笑)。踊ってる姿がなんか職人ぽくてカッコよかったよ!なんでもできるオールラウンダーだなぁって思うから、色んなことに挑戦してるのをまた見たいな。いつか、またあなたを見に行ける日が来た時は、ちゃんと見てるから。みんなあなたのことが大好きだよ。笑顔(notニヤニヤ)でいることは、生きてく上でとっても大事だなって。他の人のことも自分ことも考えられるあなたが好きだよ。




幼く見えて、ほんとは一番他人のことを見てるし、自分をちゃんと持ってるところが大好き。いつも元気で楽しそうにしてる姿を見て、癒されていたよ。みんなに愛されるって、実はすごく難しい事だけど、あなたには愛される才能があるよ。真っ直ぐで、優しい心をずっと、ずっと大事にしてね。「何者」は、私にとって特別な作品になったよ。ありがとう。セリフの一つ一つが、日常生活の中で突き刺さったりします。あなたが隆良で良かった。
あなたのやりたい事ができた時、それがいつか叶いますように。



好きです。大好き。今までも、これからも。
そこに居るだけで画になるのに、舞台でもコンサートでもMCでも何か自分の爪あとを残そうと頑張ってる姿を、見ていたよ。自分に自信を持ってる「プライドの高さ」みたいなものが、たまに全然隠れてなくて、出しまくりで、なんでか、「ずっとこの人を見ていたい」って思った。
私は全然あなたのことを知らないけど、知らないから、知りたくなった。
「何者」の拓人が大好きです。色々な経験を財産にして、拓人みたいにもがいて自分を見つけていってほしいです。




なんかオタ卒するのか??みたいな文章になっちゃった……(あとなんか雑誌の占いコーナーみたいな文章になったw)だけどオタ卒の予定はないです\(^o^)/



私は自分がどんなファンだったんだろう、こんなに楽しい気持ちにさせてもらって、幸せをもらって、自分はこの7人に一体何ができたんだろう、何かを返すことはできていたのだろうか、って、この数ヶ月ずっと考えていました。
自分の夢をLove-tuneにすり替えるのはおかしな話だし、「貰った分を返す」というのはなんだか上から目線ですけど、それでもやっぱり、返したい。
待つことしかできなくても。
本当に何も持っていないつまらない人間の私の数年間を、楽しくしてくれて、本当にありがとう。
楽しませてくれてありがとう。7人が大好きだよ。

私の夢は、「あなた達の夢を応援すること」、です。

どういう形になっても、です。



あと、人それぞれ応援の形はあると思いますが、例えば離れていく人がいても、寂しいなとは思うけど、咎めたりとかいう気持ちは全く無いです。楽しい気持ちで居られる次の場所を見つけたりすることも大事だし、それも巡り合わせというか、運命なんだと思う!

だけど、いつかまた、前みたいにみんなで楽しくなれたらいいな!とも思います。


忘れられない思い出をいつも貰っていました。

笑っていてくれてるか、いつだって私はあなた達の事を想います。



どの公演でもLove-tuneは未来に連れて行ってくれました。本当にありがとう。いつも楽しかった。
グッズもだけど、目に見えない記憶や思い出が私の宝物です。


あなた達が笑っていると、私たちもきっと嬉しい。
誰かのことを元気にできる、素敵なお仕事だなって、思います。そんな風に思えるアイドルに出会えた私は多分すごく幸せです。


今まで名前も顔も知らなかったのに、ある日突然何気なく向けた視線の先に、泣けるくらい好きになったり応援したり見守りたいと思えるような人を見つけてしまうことがあるから、「実際に生で舞台やコンサートを見る」ってことは、色々引っ括めて尊くて、やっぱりいいなって思う。

「今伝えたい 君に会えて 良かった」ってきっとこういう気持ちなんだな!こちらこそ、君たちに会えて 良かった!


なんだかそう思えた11月の終わりでした。



あ、ニートニートニートも観に行きましたよ!
レンチと安井くんの人を惹きつける所とか、自分の事を隠しがちなところも似てると思ったし、キノブーと美勇人くんの心根の優しい所ともがく所も似てると思ったよ。

あと「シンプルにレンチめっちゃクズやない?(笑)」って映画館でだいぶビビったwwww
部屋のドアぶち破られる直前に、異音に気づいた時のキノブーの表情が、すごく自然で個人的にお気に入りです。

レンチはキノブーの部屋のドアを修理しろ(笑)。
観る度に細かい設定とかに気付けて面白い映画でした!監督さんや共演者の方達も、みんな素敵な人ばかりで、その中に居たんだねって、心があったかくなった。
この映画を観てまた、「自分も変われるかな」って思えたよ。




7人や、ファンの人が、また楽しくなれる日が来ますように!

いつかまた出会う日の客席に、応援する自分が在りますように。


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はてさて、長くなりましたがこういう1年を経て、私も自分の生活を頑張っていきます!
まずは社畜生活から解き放たれなければ(笑)

「何者」その2

続きです。




⑪「グルディス……ね。」

その日は嫌な予感がしていた拓人。グループディスカッションで理香と同じグループになってしまった。

理香「私今までで一番落ちてるのはグルディス〜」
拓人「あはは……!グルディス……ね。」

拓人いよいよ態度が露骨になってきてて草

演劇関係の企業だったことを理香に突っ込まれそうになった拓人はわざとらしく先に帰っていく。
「じゃあまた後で」
今夜は内定第一号の瑞月の祝賀会。


⑫祝賀会
「おめでとう」という言葉の裏側で、瑞月に対する理香や隆良の刺々しい言葉が拓人を苛立たせる。
不意に昼間受けたグルディスの話になってしまい、そこの会社が演劇関係の仕事だった事で焦る拓人。*1
なんやかんやで話が隆良に移ったことで難を逃れるが、隆良の「やりたくないことはやらなくてよい。やりたい事は他人が正しく評価してくれる」的な考えが「家の事情のため、やらざるをえない」瑞月をついにブチ切れさせる。

隆良(@長妻くん)、瑞月ちゃんに詰られるしポコポコされるしもう見てるこっちが「Oh……」ってなる。我に返った瑞月ちゃんが出ていったあと、隆良は平静を装いながらいつまで経っても読み終わらない本(笑)を読むんだけど、最終的にビリビリに破いて床に叩きつける(笑)


瑞月を追う拓人。
瑞月「お腹いっぱいで全然走れなかった……」
おーーーい瑞月ちゃん天使かーーーーい。

もうあの部屋に行けない……と言う瑞月に「そんなことないよ」「すごく説得力あったから、誰も、怒ったりとかはしてないと思う!」とか一所懸命励ますんだけど拓人くん愛しい&愛しい。

瑞月「ほんとかな……理香とか、大丈夫かな……」
拓人「……あの人はァ……、怒ってる……かもしれないけどぉ……」
瑞月「拓人くんって正直だよね。」

ほんとそれな。

瑞月は内定の電話をした時、光太郎に告白したけど玉砕したこと、その時に光太郎に忘れられない人がいること、その人を追って出版業界を目指してると聞いたことを拓人に話す。

「光太郎は自分の人生の中にドラマを見つけて、そのドラマの主人公になれるんだよ。私はもう、そうはなれないもん」

祝賀会の間中ずっと母親から電話が来ていた瑞月。タオルにスマホを包んで音が聞こえないようにしていた瑞月。現実に帰っていく瑞月。拓人の表情がほんとに辛そう。


拓人って未だに瑞月が光太郎のこと好きな事にも気付いちゃうんだけど、結局告ったりとかはしないんだよね(見てるこっちにはモロバレだけど)。
瑞月が悩んでる時も拓人ってなんて声かければいいかわかんなくて、伸ばしかけた手を引っ込めるし、見てるこっちは「行けーーー!!そこで抱きしめたれーー!!男を見せんかいーーー!!」ってなるんだけど、まァ、全然抱きしめない(笑)。行動しないのが拓人らしいなって。ほんとに好きだから、フラれたときに心折れないように自己防衛で踏み込まないようにしてる感……。



⑬インスタグラマー隆良
ハットにカメラ持って横須賀までポピー見に行くとかヤバイ。「インスタグラマーかよ」とか思ってたら

「いい写真が撮れたので後でまとめてインスタグラムにアップします。ハッシュタグ、一日一写真(ドヤ)」

ってツイートしてたから隆良はインスタグラマー。



⑭光太郎の内定祝い
拓人のバイト先で光太郎の内定祝い。サワ先輩もいるよ!

帰り道、酔い潰れた光太郎を雑に介抱する拓人(笑)。
「もぉ〜〜……。こーたろ!」とか言って雑に引っ張ってるwwww

光太郎、普段はウェイ(とは)だし、明るいのに、就活が終わったからといって「自分は「何者」にもなれた気がしない」と不安を吐き出す。

嫌味じゃなく、本心から「俺なんで拓人に内定出ないのかわかんねぇんだよなぁ……」と言う光太郎。

通りかかった隆良に光太郎を押し付け、明日の受験票を印刷しに理香の元を訪れる拓人。

空は暗く、雷が鳴り始める(こわい)。


⑮修羅場
突然現れた拓人に露骨に驚く理香。なんだかここのシーンの理香は最初から表情とかが暗いんだけどなんでなんだろう……?


「光太郎くん内定決まったんだね。どこ?」
「あー、総文書院、って知ってる?」
「あぁ……中堅の出版社か。どうなんだろ。私の耳にはいい評判入ってこないな。」

↑ここで拓人はPCカタカタしてた指を止めて理香(拓人に背中向けてる)のこと一瞬睨むんだよ……「また始まったよコイツ……」みたいな顔で理香のこと面倒くさそうに一瞬見るの……顕嵐くんのこの氷の女王みたいな顔、大好き〜だよ……(This is LoveSongのメロディで)




「……拓人くんさぁ、あのグルディス、受かった?」

「……落ちた。」

「私も落ちた。ほんと、なァんでこんな落ちるんだろう!」

ここで拓人が一瞬理香の方を見て、ニヤッてバカにしたような笑いするんですよ!!!!!!!!!!!!!(机バンバンしながら)
これ、Twitterにも書いたけど、拓人って、多分理香のことを一番バカにしてたと思う。


PCの検索履歴から「理香が瑞月の内定先をブラック企業か調べていた」ことを知る拓人。

拓人のスマホを開いて「拓人が光太郎の内定先をブラック企業か調べていた」ことを知る理香。

ものすごい轟音で鳴り響く雷(笑)。あーあー、修羅場不可避。超こえぇ〜……。



⑯本当の修羅場
お互いに友達の内定先を探った事を非難し合う拓人と瑞月。
「……私、拓人くんに内定でない理由わかるよォ?」
「そんなだからさァ……就活2年目になっても内定ゼロなんだよォ」

ここで拓人が就活浪人の5年生であることがネタばらし。
だいぶ劣勢なのに頑張って「理香さんだって俺と同じだろ!」って反論する拓人……この流れ……アカン……(察し)



理香さん、アンタの裏アカ知ってるんやで……\ピカッ!ドゴーーーーン!!/←雷



理香「私ずぅーーっと読んでたよ?アンタのもう一つのTwitterアカウント。」


怖すぎ無理ンゴ……(震)



拓人が劇中で言う独白のほとんどは、裏アカウントに書かれた拓人の本心(?)だったというオチ。ネタばらしの度に鳴り響く雷がサスペンス劇場すぎて「相棒」だったらどっちか死んでそう……\(^o^)/



自分の裏アカウントのツイートを読み上げられて逃げ惑う拓人と笑いながら責める理香(最高に怖い)。
「違う!!!!!!」「違わないッ!!!!!!」って怒鳴り合うところ、怒鳴ってる顕嵐くん見るのがほぼ初めてだから新鮮……ってのもあったんだけどやっぱり美山加恋ちゃんの食い気味の「違わないッ!!!!」がすごい。男の怒鳴り声なんかよりよっぽど怖い(笑)。

「自分は自分にしかなれない」と諭す理香。拓人の裏アカウントの名前は「何者」だった。

もうここの修羅場は名言というか思わずモノマネしてしまうくらい心に残ったっていうか、トラウマになったというか……
個人的に理香の「だから私はインターンも海外ボランティアもアピールするし!!キャリアセンターにだって通うし!!自分の名刺だって配る!!かっこ悪い姿のまま、ガムシャラに足掻き続ける!!」みたいなセリフがほんとに理香が全てを吐き出してて、拓人は呆然としていて、精神的にどっと疲れるから好きです。ドMかよ。



そしてここからみんなのトラウマ、コンテンポラリーダンスへ……



⑰壊れる拓人
今まで観てきた舞台、なんやかんやで全部ハッピーエンドで終わってたから、演じてる方も観てる方もこんなに心えぐられる辛い舞台は初めてで、ショッキングだった。これは、疲れる。
本当に顕嵐くん死んじゃうんじゃないかと思ってしまった。笑いながら叫ぶし、走るし、人格壊れた人みたいで本当に怖かったし、フラフラになりながら落ちていって、フラフラになりながら面接のパイプ椅子のところに這い上がるの。不気味すぎて怖い。
発狂して、理香と隆良のことを書いた自分のツイート読み上げながら2人を蹂躙していく拓人のダンスパート、隆良と理香を球体関節人形みたいにして雑に扱ってる感じ。ダンスをエスコートするのかと思いきや笑いながら隆良を突き飛ばす、みたいな。狂ってる感じでほんと怖い。

理香に対しても人形を操るような動きをするんだけど、ひたすら人形折り曲げて遊んでるみたい(しかも笑いながらやるから尚更怖い)。理香の背中~腰~お尻にかけてなぞるような動きをするんだけど、そこの拓人の顔が妖艶で、序盤の幼稚な可愛さの欠片もなくて見る度に「ぅわぁ……」ってなる。あそこの顔見ることに命賭けてたよワシは……。


でも序盤はあんなに見えなかった拓人の本当の人物像が、ビリビリのエントリーシートが天井からドサッと降ってきて叫びながら荒れ狂ってる時に出てきて、汚くて、ずるくて、痛々しくて、泣きたくなった。


拓人って、一見光太郎のこととか裏アカでボロクソに書いてそうなのに結構光太郎のこと認めてるというか、友達として、人間として信用してる節があるよね。光太郎だから瑞月が光太郎を好きなのも納得してるし、「光太郎だから」「これをしても許される」みたいな価値観が拓人にはあって、光太郎や瑞月みたいに認めてる人には絶対の信頼を寄せるけど、1度苦手意識を持った人の本当の人物像は推し量ってあげられないんだと思う。これがサワ先輩の「たった140文字被っただけでギンジとアイツを一瞬にするなよ」だったのかな。人間そういうもんだと思うけど、拓人の「想像力が足りない」って言葉はブーメランだったんだよね?



⑱何者
冒頭の面接シーンへ。冒頭とは違って客席の方を向いてます。顕嵐くん、直前のダンスパート(ほぼ1人で踊り狂ってる)で汗ダラダラ。いっつもここで「頑張れ……!」って泣きそうになってしまう。
自分が一番何者にもなれず、誰かが理解してくれる、なんで自分には内定が出ないんだ、って心のどっかである意味期待してた拓人が、ラストで「何者」なんかじゃなくて本当の「二宮拓人」として面接を受けたシーン、もう涙腺が決壊よ。
「……多分この面接も落ちた。だけど、落ちても、多分、大丈夫だ。」が最後のセリフなんだけど、拓人が胸を抑えながら、この感情を受け止めて、辛そうな顔して、でも晴れやかな笑顔で暗転して終わる……んだけど観てるこっちはめっちゃ泣いてるっていうね(笑)。

この希望持たせる終わり方いいなって思いました……。その5分前くらいまでトラウマダンスシーンだけど(笑)。


顕嵐くん、最後の「この面接も、多分落ちた」って言う時、目に光が無くなるんだけど、「だけど……!落ちても、多分……、大丈夫だ……!」って言う時に物凄い目に光が戻るんだ……。そこが好き。ほんと泣けてくる……。








残り1公演。頑張れ。
本当に、頑張ってるってすごくわかるよ。最後の最後まで、大切に演じて欲しいなぁ。



素敵な作品に顕嵐くんが出てくれて嬉しかった!良かった!この舞台のこと、忘れたくないなって、思った!


*1:よく考えればそんなに焦らんでも……って思うんだけどギンジとの繋がりやそこから裏アカがバレる事とか恐れて自分の話をあまりしたがらないのかな

「何者」

お久しぶりです。
Jr.祭りもクリエも、魔女宅も、キントレもユメアイもZeppも感想書いてないのにいきなり11月の何者感想に飛ぶって時の流れやばくないですか……(震)


舞台「何者」、私は11/29~12/2まで観に行きました。
初めての観劇後すぐは「これはしんどい……」と精神的にかなり疲労感がありましたが、ホテル着いてもご飯食べてももう「何者」のことしか考えられない(笑)。話自体も面白すぎたし、演出の一つ一つが衝撃的で、心にガツンと来たので、観ることができて本当に良かったなって。この舞台を観て思ったこと感じたこと、忘れたくないなぁ。
Twitterが重要なツールになっていて、度々出てきます。モニターにツイートが映し出されるのも面白かったし、それをちゃんとツイート主が読み上げるのも舞台らしい演出で好きでした。


※以下、あらすじ交えた感想になるので毎度おなじみですが、長くなります。(舞台観劇時は原作未読だったので完全に自分の推測になってる部分もあるかと思います。あと話が前後してるかも!ご了承ください。)




「<就活>があなたの心をあぶり出す」*1






◆登場人物

二宮拓人(阿部顕嵐)……主人公。光太郎の元カノ、瑞月に片思いしている。割と盲目瑞月担である(私調べ)。演劇をしていた。周りを俯瞰して見る冷静な人物。

神谷光太郎(鈴木勝大)……バンドマン。典型的大学ウェイ(ただし結構イイヤツ)。瑞月と一時期付き合っていた。拓人とルームシェアしている。

小早川理香(美山加恋)……意識高い系女子。留学やボランティアをアピールして就活にも積極的。隆良と同棲中。

宮本隆良(長妻怜央)……意識高い系男子。部屋着がやたらとオシャレ。無印良品に居そう(偏見)。理香と同棲中。

田名部瑞月(宮﨑香蓮)……素直でいい子で頑張り屋。可愛い。理香とは留学仲間元彼の光太郎の事がまだ好き。

烏丸ギンジ(ーーーー)……拓人と仲違いした演劇仲間。大学を辞めて自分の劇団を立ち上げた。

サワ先輩(小野田龍之介)……拓人が在籍していた劇団の先輩。理系の院生。面倒見がよく、拓人はサワ先輩に懐いている(カワイイ)。SNSはやらない派。












①面接
いきなり緊張感溢れる面接シーンでスタート。主人公の拓人は客席に背を向けてる状態で、面接官からの質問に萎縮してしまっている感じ。「最近ネットで買ったものはなんですか?」「……プリンターです!……そう、プリンターだ……。使いづらくなってしまったから……!!」


②自己紹介
「何者」では、それぞれの登場人物のTwitterが重要なツールになっていて、冒頭で各々Twitterのbio欄を読み上げる。「/」で区切りまくった理香の紹介文や、意識高い系インスタグラマー(わたし勝手にそう呼んでるゴメン)隆良の紹介文が後にクソディスられるのでもう自分のbio欄「/」で区切れない。トラウマになったやんけ。


③本編(理香の部屋)
主人公「二宮拓人」とその同居人の光太郎が上の階に住む理香の部屋に遊びに来る。光太郎がコミュ力おばけなのに対して拓人は少し離れてるような距離感がある。全員就活生というわけで理香の部屋を「就活対策本部」にして集まることに(実際はプリンターを使いたかっただけではwと思う)。


・ダンスパート

突然始まる歌&ダンス(笑)。
WSで流れてたダンスの映像はここだったのかな?「就活が、辛いと言われる理由は、2つ、あるように思う」のセリフから既に振りがあってちょっと面白い。おぉ……!TAKAHIROさん*2*3の振りだな〜って。歌詞は就活で偽ってる自分の苦悩とかを歌ってる感じ。サビあたりのスマホ耳に当てながら踊る顕嵐くんの足さばきが好き。光るスマホをダンスの一部として使ってて新鮮だった。(イメージ的にはドリボのクレドリ千手観音に似てる)

エントリーシート
みんなでエントリーシート書いてるシーン
顕嵐くんの男の子らしいちょい汚い字が愛しいwちなみにちゃんと「二宮拓人」「社会(学部)」って書いてました。
理香が同棲してる彼氏の隆良は、瑞月のエントリーシートを「人間ぽくない。一番簡単な方法で100点とっちゃってる感じ。」と酷評する(と言っても隆良が言いたいことはわかる)。
それにしても瑞月がボロクソに酷評されてる所に前に出てきて「隆良は?どうするの?」って助け舟出す拓人、さすが瑞月担……。

「俺は就活自体に意味を見出せない。なんで全員同じタイミングで自己分析、なんて、始めなきゃいけないんだ?」

「就活就活って人見てると、想像力ないんじゃないのかって思う。想像することを放棄してるのかなって。」

「流されるんじゃなくて、俺は俺で生きていたいから。」


静かに隆良の話を聞きながらも、かつての仲間ギンジと隆良を重ねて「想像力がない人間だ」と同一視してしまう拓人。


・ダンスパート
突然現れるHGみたいな人は、「想像力」や「自由(自己)」のメタファーなのかな……?
主に拓人(+就活組)VS隆良(+HG)みたいな構図。とりあえずカオス。でも見ちゃう。メガネをかけるのは就活が「自分ではない何者になるから」ってことを表してるのかなぁ、と思った。ちなみに隆良は元々丸眼鏡をかけてるけどそれももしや伊達メガネ(飾った自分の演出)だったりするのでは?うーん、違うか……。

理香と隆良が同棲してまだ3週間しか経っていない話を聞いてるシーン、「えっ」と驚きながらもチラリと光太郎の顔を見てる日があって、なんて言うか、あの目のやり方が拓人だったなぁ(笑)。
あと、わかんなかったんだけど同棲に至った経緯を隆良が話してる時に理香はちょっと焦った感じで「コンビニ行ってくる」ってその場を離れるの。あれは何故なんですか??


⑤サワ先輩の家
サワ先輩の家のコタツに入ってはんてん姿でエントリーシートを書く拓人(めっちゃカワイイ)
みんなの前では物静かであんまり喋らないのにサワ先輩の前ではちょっと喋り方とか幼いんだ〜〜!

サワ先輩はことある事にギンジの公演を拓人に勧める。意固地になる拓人(カワイイ)。
サワ先輩っていい先輩だよね……。拓人の面倒見いいってのもあるけど、ギンジのことも気にかけてる感じして、1度繋がった人は大事にするって感じ。サワ先輩結婚して。


⑥衝撃のドキッ生着替え
クローゼットからリクルートスーツを取り出して靴ポイって放り投げるところに何故か萌えた……。あとスーツ掛けてたハンガーを後ろにポイって放り投げてるの超カッコよかった……。
チノパンから覗くすね毛が意外と濃い長妻くんに対して脱毛サロンにでも通ってんのかと思うくらいあっさりした御御足の顕嵐くんよ……細い……腰が細い……(アーメン)。

着替えながら、ここでやっとこさ本当の拓人が出始める感じ。
「想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。他の人間とは違う自分を、誰かに想像して欲しくてたまらないんだろ。」

この吐き捨てるような言い方、拓人のダークな一面が出てて、原作未読だった私は「え……あの……?さっきまでとキャラ違うくないですか……」ってなりましたwwww


この世で一番熱い言葉をかき集めて、自分の理想の姿を他人に想像して欲しがるギンジ。
だけど、そんな自分の本当の姿まで想像してくれる人間はきっといない……。



⑦面接終了後に瑞月とベンチでおしゃべり
拓人くんってほんとに瑞月ちゃんが好きだよねってわかる……。他の人が喋ってるの聞く時の拓人って結構無表情なの。笑顔がすぐ真顔に戻るし、何か、気を付けてるって感じする。でも瑞月ちゃんの話を聞く時の拓人は本当に嬉しそうなんだよなぁ……。
母親を支えるため、「ちゃんと家賃補助が出るような会社に入らなきゃダメなの!頑張らなきゃ……」と話して次の面接に向かっていく瑞月を、辛そうな顔で見送る拓人。

ところがどっこい、瑞月が居なくなった途端、足組むわ、無表情でTwitterチェックし出すわ、拓人猫かぶりすぎワロタwwwww



「瑞月さんが呟いた【頑張らなきゃ】って言葉……あれだけが!真実だと俺は思う!」

↑この心酔っぷりよ。

瑞月ちゃんいい子だけど、拓人くんはいつか変な壺とか買わされそうでおばちゃん心配だよ。

拓人くんは瑞月ちゃんの嘘がない言葉とか、素直なところが好きなんだよね多分。それにしても拓人くん奥手すぎんか!?って思うことが劇中3回はある。




⑧おや……?理香の様子が……
理香の部屋にいる拓人と光太郎。自分の名刺を作ってOB訪問を頑張る理香。ふいにTwitterのアカウントはメールアドレスで検索できる」という話になり、顔が強ばる拓人。知らなかったんかい。

光太郎の方は最近就活が順調らしい。「面接官が女の人だとオレ、笑わせたくなっちゃうんだよなぁ〜」光太郎らしいこのセリフ、こっちまでフフッてなる。光太郎が部屋から退出して2人きりになる拓人と理香。なんとなく気まずい。
「……たまに光太郎くんみたいな人っているよね。」
「……え……?」
「笑わせたいとかさぁ!そういうので面接サラッと受かっちゃうんだもーん!」

「もう3月だね。卒業シーズンか。自分が卒業するとこなんて想像つかないよね。」
「全然……想像つかないな……。」

拓人の表情は暗い。

⑨喫煙所
大学の喫煙所でタバコを吸う拓人。意地悪い笑顔でスマホを見ていると突然隆良がやってきたので動揺する。*4
「まだ誰も内定出てないんだっけ?」という隆良の言葉に思わず意地悪く「そういえば隆良も広告とか受けたりしてるんだ?コピーライターとか、そういうところ狙ってるってこと?いわゆるクリエイティブ職ってやつかぁ!」と返してしまう拓人。いや、わざとらしいわw
この辺、いろんな感情はらんでる顔してて良かったなー。隆良の表情伺いながら「何言ってやろう」とか「これはさすがに言ったらマズイか?」ってギリギリの牽制楽しんでる、みたいな。

隆良も案の定名刺持ってるんだけど、「隆良の名刺、俺にもちょうだい?」っていう時の拓人の顔見てくださいよ……一瞬目がギラついててクソ怖いから……。

隆良がいなくなった後、サワ先輩に隆良の裏アカを見つけた話を嬉嬉として語る拓人。でもサワ先輩には「あのふたりは全然似ていない」と一蹴される。

「お前言ってたよな。TwitterFacebookが流行って、みんな短い言葉で会話するようになったって、だからこそその中でどんな言葉が選ばれているかが大切な気がするって。俺、それは違うと思うんだ。」
簡潔に自分を表現するならそこには選ばれなかった言葉の方が圧倒的に多くて、よっぽどその人のことを表している。

その人の本当の言葉は140字の中にはきっと選んでもらえない。

「ほんの少しの言葉の向こうにいる人間そのものをもっと想像してあげろよ。俺、お前はもっと想像力がある奴だと思ってた。」


サワ先輩に怒られてシュンとする拓人が可愛い。

Twitterを開いて隆良とギンジのツイートを見比べる拓人。だけど、考えれば考えるほど2人が重なってしまう。

拓人が頭抱えて苦しんでる……かと思えばザーザー砂嵐音&局名告知みたいな映像で場面チェンジ。

↑このマッピングの中でさっきまで苦悶の表情だった拓人がゲラゲラ笑ってて心が不安定になりそうな怖さがある(笑)。局名告知ってなんか不気味だよね。

服がどこからともなく飛んできて拓人と光太郎が宅飲みしてる部屋シーンに変わる。





⑩宅飲み
ベロベロに酔っ払いながら理香と隆良の名刺をバカにする2人。
瑞月の話をしていたら、瑞月から拓人に電話がかかってくる。
5人の中で一番最初に内定が出たのは、瑞月だった。

これって、ある意味消去法で拓人にかけてきただけなんだよね。理香にはなんとなく言いづらいし、隆良とはそこまで仲良しなわけじゃないし、光太郎には留学中フラれて、帰国して1度もまともに喋ってないし、ただ消去法で、拓人に電話がかかってきただけなのに、拓人はきっと嬉しいんだよね。でも電話を光太郎に代わるんだよこいつ〜〜〜〜〜〜!!!!!!(泣)
「光太郎もそこにいるの……?」って言われて「……いるよ。……代わろうか?」って言う時の顔、めっちゃ優しくて、色々諦めてて好き。瑞月に対してだけ、拓人の顔はめちゃくちゃ穏やかで優しくなる。





やっぱり長いので記事わけます。毎回長文マンですみません(‘、3_ヽ)_「選ばれなかった言葉が本当のその人」ってサワ先輩の言葉は私には当てはまりそうにないwなんか全部書こうとしてるよね(笑)ほんと長くて申し訳ない……



*1:文庫本のキャッチコピー。好き。

*2:欅坂46の曲の振り付けをしてる方

*3:欅坂のサイマジョ、不協和音、エキセントリック辺りがぽいな〜って

*4:拓人は隆良の裏アカを発見して読んでる真っ最中だったので本人が現れて驚いた